昨夜友人が産経ニュースの記事を送って来た。それは筑波大学名誉教授が発表する脳の研究に関する記事だった。
「脳の働きを制御するのは心」と太字で書かれている。人間の身体を統括する全ての司令塔は脳にあると考えられていたが、そうではなかった。その脳の動きを操っているのは自分の心であり、意識だ、と述べている。「脳はテレビやラジオの受信機のようなものであり、心や意識が真の創造者である。脳は私たちが『できる』と思っていることしかできない。逆にいえば、『できない』と考えていることはできないのだ。」
この節を読んで、色んな言葉のピースが頭を駆け巡った。新しい研究結果に対するお驚きよりも、むしろ「やっぱし、そうなんですね、、、」っていう思いだった。
昔の人の諺には、正当性があっていつも感心するのだけど、「病は気から」も、そういう事なんだよね。この間受けたSpiritual
readingでも、「事故やアクシデントはありませえん。病気も、自分で選んでいるんです」って、言われたし。NIKEの「You
Can Do It!」も科学的根拠の元生まれたキャッチコピーなのかもしれいない。アメリカ人がよく、出来もしないのに(と私は思っている)なんでも「I can
do it」と軽く言う事をうざく思っていたけど、実は非常に必要な態度であり、アホの子の発言ではなかったようだ。でもあのアメリカ人のポジティブシンキングのルーツは何なんでしょうね。
登校拒否の子が 朝になるとお腹が痛くなるとか、本当はTic
Tacなのに、頭痛に良く効く薬と言って飲ませたら、痛みがなくなったとか、火事場の馬鹿力というか、もうやるっきゃないという状況に追いやられると、人間って無理と思ってた事ができたり。アスリートが自分が勝つというイメージトレーニングをするのも、ブリットニー スピアースが10歳の時から 自分は歌手になると信じていた事も。筑波大学名誉教授の言っている事、Make scenesです教授!と思った。
そして、人間のDNAは書き換え可能な設計図であり、生命を支配する絶対的なプログラミングではないと述べている。これには驚いた。DNAが人間の個々の生態を確定していると思われていたのに、これも真の支配者である「人間の意識」によって書き換え可能なんて。更に記事は心身医療のデイーパック・チョプラ博士の言葉も述べている。「慢性病は意識がつくり出している。怒りや恨みや憎しみなどの感情を持つと、それが悪い遺伝子を活発にしてしまい、ガンや心臓病の原因となる炎症を起こす。一方、喜びや愛、他人の成功を喜ぶという感情を持つと、良い遺伝子が活発になり、身体は病気にかかりにくくなって、肉体年齢も若返る。」つまりは、心の思いや意識を使って、脳を操らなければならない。
そういえば Spiritual
readingでも、「Fear」は元々人間の観念には無かった「Poverty Consciousness」で、人間が存続する歴史の中で「学んだBehavior」なんですと言われた。そして、Fearが出て来たら「Delete」して下さい、と。
全ては心の持ちよう、と言うけれど、本当に人は心の持ちようを変える事によって、遺伝子のオンとオフを切り替えれるなんて。なんだか とても、単純で簡単な響き、、、。
そしてまた別のピースが頭を過った。昔従妹が、「脳ってね、辛い状況の中でも顔に笑顔を作ったら、あ 幸せなんや、て思って、どんどん幸せのホルモンを出すから、作り笑いから 本当に幸せな気持ちになるんやって。だから今日から無理やりでも笑顔を作っていくで!」と言っていたのを思い出した。どんどん、脳という物が 単純な細胞機能に見えて来る。
じゃあ、この人間の「心の思い」とか「意識」とか、どこで発生しているの?ていう話になるよね。このコントロールの効かない、怒りとか嫉妬とか悲しみとか苦しみとか。そういう感情の根源は何? 感情の湧水の発生地は何処? それが、人間という生物の不思議さか。どうやって この激しく溢れ出るネガティブな感情を、いかに意識を持ってオフにし、ポジティブシンキングに切り替えるか。それがカギのようだ。
この記事は最後にこう綴っている。「一般に、頭がいい人と悪い人がいるといわれているが、脳そのものにはいい、悪いの区別はない。使い方によって、良くなったり悪くなったりする。脳を上手に使えば、思いは必ず実現する。」
なんと希望のある見解。豚もおだてりゃ木に登る、という事ではないか!
とにかく人間は心のパワーを持っている。だとしたら、これはもう大いにに使うしかないでしょ。賢く使って、夢を叶え、長生きする。実験してみる価値はあるよね。
Posted on 夕焼け新聞 2017年3月号
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